銀魂

□貴方が居てくれたから。
2ページ/5ページ

「手は尽くしましたが、13時40分―永眠です」

隣のベッドから聞こえる重重しい声

その周りで、誰かの泣く声が聞こえた

ううん誰かのじゃなくて

それは、いつも聞いてる声で

「銀さん!
嘘でしょ、銀さん・・」

「約束したじゃない!
神楽ちゃんの最期を一緒に見守るって!だから私は、今日まで必死で涙を堪えて生きてきたのに!!
どうして―」

「そうだよ!アンタは身勝手だ…最期に笑って手を握って・・神楽ちゃんを天国に逝かせてあげよう、って言ってたのに…なんで…」




何言ってるアルか?
私、咳ぐらいで死んだりしないヨ
倒れたからって、死んだわけじゃないのに

だから、泣かないで

・・天国?

そんな場所に行きたくないヨ

私はまだ、ずっと銀ちゃん達と…
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ