銀魂
□WANT YOUR SMILE
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それは、今から30分前のこと
「銀ちゃん銀ちゃん。」
服欲しいアル、神楽がそう言ったので、一着だけ服を買ってやるコトにした。
本当は、アレもコレも買ってやりてーもんだが、俺の貯金全部はたいても、一着分とは情けねぇ。
「何がそんなに悲しいアルか?」
急に神楽が、顔を覗かせた
おわッ、そんな至近距離で話し掛けンなよ、そう言ったら「黙れロリコン。」俺ァそんなんじゃねーっての。ただ、お前が大事・・・ってこれ何の話だっけ?
「銀ちゃんが何かグダグダ言ってるから、話進まないアルよ!
そろそろ私ピンチになるネ!次のページで絶対、人質にとられて・・・」
「?さっさと服選べっての。」
「銀ちゃん頭でも打ったアルか?私に服買わせようなんて、どうゅう了見ネ?」
「別に」
「後払いとか絶対無しヨ!?」
「ナイナイ」
「大人は平気で嘘付くアルからな〜…」
「お、これなんかどーだ?結構お前に似合ってるんじゃねーの」
そう言って、俺が差し出したのは、胸に、『TRUELOVE』と刻まれた、栗色のワンピース。肩の部分はなく、今どきの(?)女のコが喜びそうな服装。
「♪」
神楽もそれが気に入ったようだった。サイズを確かめるため、試着室へ向かった。
「大丈夫かお前?一人で着れるか?アレだったら、銀さんが・・・」
「入るなヨ変態」
そんな下らない冗談を交わしていた時だった