drrr!

□badday
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ついてない、今日の俺はとことんツイてない.

借金取りを追うはずが、逆に追われる側になってしまった・・・






時は五分前に遡る.
いつも通り借金取りの仕事をまかされた俺は、地主の元へと乗り込んだ.



だが相手はスタンガンを持っていて―その武器を片手に襲ってきた.
力では叶わないと解っていたのだろう.
スタンガンなら静電気で殺す事も不可能じゃない.




最初は何とか逃げ切っていた俺だが、だんだん息が荒くなり、正直このままでは心臓が持たない.



クソッ、何で俺がこんな目に―涙目になりながら、路地裏へと逃げた.
焦っていた俺は判断能力が追いつかず、いつもは通らない[一本道]を通ってしまった.





「行き止まりじゃねーか、クソッ!」

周りに自販機がないか見渡したが、そんなの何処にもなかった.
強いて言うなら、暇そうな猫が横でのんびりと見ているだけ.


何だかあいつみたいだ―黒猫のその姿に、あいつの顔が浮かんだが、そんな事考えている場合ではない.敵はもう目の前だ.
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