ギャグマンガ日和
□お昼寝と君と。
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ふと横を見れば、私の隣で気持ちよさそうに寝てる君。
さっきまで、あんなに師匠を罵倒してたのに。
その無妨備な寝顔を見てると、こっちまで嬉しくなっちゃう。
「ん・・あっ・・・」
お?どうやら何か言いたげだぞ?
しかもちょっと色っぽい声だし。
何を言おうとしてるのかな?
「好き、です・・」
!!!?
まままままさか曽良君が?!
恋?鯉?故意!!?
芭蕉ばショック!
はて、相手は何処の色娘やら―
「ば・・・・・・」
−今『ば』って言わなかったか?
ばの付く人って言ったら・・
あっ・・・!
「バルスタイン平尾さん?!」
そうだ、先日旅の道中で会ったあの可憐な少女に違いない!!可憐と言っても60を過ぎたオバチャンだったけれど・・・この鬼弟子め、熟女が好きだったのか・・この変態弟子め!
「・・芭蕉さん?」
私があまりにも大きな声で叫んでしまった為、弟子は眠りから覚めてしまった。
(曽良君の寝顔、もっと見たかったな・・)
と内心で思いつつ、気を取り直して彼にさっきのコトを話した。
「芭蕉さんには関係ないですよ」
一瞬俯いた後、彼はそう言って何処かへ消えてしまった。
「チェッ、曽良君のケチ。
恋のアドバイサーハンサム松尾に任せれば
どんな恋愛だって成熟するのに。
何で教えてくれないんだよう」
それにしても−
(曽良君の寝顔、可愛かったなーw
ホントはギュッてしたかったけど・・
やっぱり、ねぇ・・?//)
そう
世界中で一番愛しい君に
触れられるのは
世界中で私一人だけ