ギャグマンガ日和
□プルメリア〜花唄
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この夢が この夢がいつか叶う時には
僕の隣に君がいて そう君がいて
そっと微笑み合えたらいいな・・・
今まで僕は、ずっと一人だった。
下人の家に生まれ、特に才能があるでもない僕は、いつも誰かに疎ましがられ、貶されていた。
だから、僕を冠位五位にしてくれた男がいるという話を聞いた時、本当は凄く嫌だった。
まわりは、天職じゃないのとか、ついにお前も昇進か、と喜んでくれたけど、僕は全く嬉しくなかった。
こんな僕が言うのもなんだけど、朝邸にいる人達っていうのは、やたら偉そうで有名無実な人ばかりだ。
大切なモノは自分の命よりお金で、
そのためなら他人をも犠牲にするような酷い人間で・・・
自分の運命を呪い、嫌って生きてきた。
そう、その日が来るまでは・・・。