銀魂

□名前のない空を見上げて
1ページ/1ページ

今日も降り止まない雨を見ては、ため息をつく。
「一度で良いからお天夢様をこの目で拝みたいネ・・・」
でも、それは決して叶わない夢で。あの眩しい光は、私には遠い存在・・・
「神楽?」 後ろで聞き慣れた声がした。坂田銀時、略してマダオ(どんな略しかた?) マダオはジャンプ片手に、心配そうに私の顔を覗き込んできた。 「そんな深刻なツラしてお前らしくねぇな・・・なんか悩み事でもあんのか?」 「別に・・今週のブリー○の展開が気になっただけアル」
「あっそ」
さっきまで考えてた事、なんでだか銀ちゃんには言えなかった。そんな相談するような事でもないし・・・なのに何故、胸のもやもやが消えない。 「―銀ちゃん」 「あー?」 それは、何となく出た言葉で。 「銀ちゃんて、お天夢様みたい」 ハァ?怪訝そうな顔をするマダオ。 「そりゃー銀サン一応主人公だし?一番光ってるっちゃ光ってる太陽みたいな存在ではあるけどな」 私は首を横に振りさて自分でもどーゆう意味で言ったのかと探ってみる。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ