銀魂
□貴方が居てくれたから。
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サイレンの音が鳴り響く
私を「どこか」に連れて行くために
病院かな
どうして行くのかな
どうして一人なのかな
どうして銀ちゃんもいないの
「手は尽くしましたが、13時40分―永眠です」
隣のベッドから聞こえる重重しい声
その周りで、誰かの泣く声が聞こえた
ううん誰かのじゃなくて
それは、いつも聞いてる声で
「銀さん!
嘘でしょ、銀さん・・」
「約束したじゃない!
神楽ちゃんの最期を一緒に見守るって!だから私は、今日まで必死で涙を堪えて生きてきたのに!!
どうして―」