・ 冤罪 (BLゲーム)
□冤罪 〜W〜
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刑務所内での辛い生活や理不尽な性の暴行にだんだん身も心も慣れていってしまった頃、
久しぶりにルスカがガイズを訪ねてきた。
ルスカはガイズの顔を見た途端にこりと笑ってガイズの手を取り話し始めた。
≪久しぶりだなガイズ、元気にしていたか?君は殺人なんかしていない。
調査をし直してみて色々とわかったんだ。君はやっぱり無実だったんだ!!≫
「俺を、信じてくれるの?」
≪あぁ。被害者のジャレットは探偵で殺される直前にある事件を担当していた。
事件後に俺が被害者宅に行ってみたら家の中はかなり荒らされていた。
たぶん犯人が自分に不利な証拠を持ち去ったんだろう。
調べによると被害者が受け持っていた、ミュカという少年の失踪事件についての資料が全て無くなっていたそうだ。≫
「ミュカ…?ミュカなら知っている。僕の友達だ。
でもその名前……、最近どっかで聞いたような…」
≪繋がりが有るのか。とりあえずこれを持っとけ。事件に関する資料を混ぜてある。
知り合いの元新聞記者に手がかりを探してもらえ≫
ルスカはガイズに聖書のようなものを渡して言った。
≪べ、弁護料は頂くからな!! しゅ…出世払いで…≫
ガイズに感謝の目を向けられたのと、ガイズのことが一瞬可愛く見えてしまったことに照れ、ルスカは顔を背けた。