・ 冤罪 (BLゲーム)
□冤罪 〜ガイズの受難U〜
1ページ/4ページ
ガイズは自分の独房に向かう途中、廊下で同じくらいの歳の少年に出会った。
[ぁ…新しく入った子だよね。ぼ、僕の名前はイオ。色々とわからないだろ?案
内…してあげるよ…]
ガイズは礼を言ってそのイオという少年の後についていった。
しかし行った先で待ち構えていたのは139号室ではなく、薄気味悪い微笑を浮かべ
た4人の少年たちだった。
ガイズはその4人を見て、殴られると思った。
しかし、奴等の考えているのはそんなもんじゃなかった。
4人のリーダーと思われる17歳くらいの少年は、肌が蒼白く背が高かった。
一見、ひ弱そうだがよく見ると細身の身体は筋肉で引き締まっていて、少しつり上がった双眸を持つわりと端正な顔立ちの少年だった。
〔ガイズとか言ったなぁ。俺はジョゼだ。今からお前の歓迎パーティを開こうじゃないか〕
ジョゼはそう言うとガイズを殴り飛ばし、倒れた隙に仲間三人がガイズの着ていたTシャツを引き千切った。
「ゃ、やめろぉ!…ぅぐ!」
少年たちは引き千切ったTシャツを丸め、ガイズの口の中に押し込み声を失くさせた。