小説屋の夢
□髪は女の命です
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「総隊長って意外と器用なんですね」
「意外ってお前な;てか普通だろ」
「そんな事ないです。私苦手ですし。未だに上手く出来ません」
「お前それは女としてちょっとヤバいんじゃないか?」
「憧れはするんですけどね。こういうの向いてないんですよ」
「ならこれから俺がやってやるよ」
「なんか女としてムカつくので遠慮しときます。練習します」
「へんなところで負けず嫌いだな」
「なんか総隊長の方が女らしいんですもん」
「俺男ですけど」
「第一部隊のセクシー担当」
「はぁ!?なんだよセクシーって」
「強いて言うなら黒子ですかね。むしろ色気たっぷりで歩くふぇろもんです」
「まっ大人の『男』の魅力ってやつだな。お前いまフェロモンだけ嫌に発音よかったな」
「えへへ」
「キショイ」
「!?」
「てかセクシー担当ならどっちかってーと清寿じゃねぇの?」
「式部さんはどちらかというと母性担当です」
「あー」
「ウサギさん入ってから更にその傾向が強まってる気がします。なんか母と子?」
「育ててるからな」
「育ててるんですか」
「てかお前の髪サラサラして落ちる」
「でしょ?いつも括る時困るんです」
「ポニーテールしにくい髪質だな」
「そういえば、上條さんって女装似合いそうですね」
「本人聞いたら怒られるぞ」
「上條さんって髪長かったら女の子みたいだよねぇ、とふと思ったんです」
「・・・否定はできないな」
「ゴスロリ似合うんだろぉなぁ」
「ほら、出来たぞ」
「うわぁ、キレイに括れてる!ありがとうございます」
「そういや、なんでポニーテールしてたんだった?」
「はてさて?でも収穫はありました!」
「収穫?」
「はい。上條さんにゴスロリを着せるということを決意しました!」
「・・・俺も協力してやるよ」
「あっ総隊長悪い顔」
「面白そうだしな」
「ではさっそく・・・任務開始!」
END★
上條は萌ポイント満載←
髪いじる話が書きたかったんです