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□∽闇陰之國∽
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∽鬼門∽

僕は柏木 慧。成績は中の上、部活はサッカー部の、そこそこ頭の良い普通の高校1年生だ。


「おぃ、何ボーッとしてんだ。早く帰るぞ。」

だるそぅに喋るコイツが、僕の親友・瀬田 祐尓(セタ ユウジ)。


小学校から高校のクラスまで一緒の、なにかと縁のある奴なんだ。


「じゃぁな。」
「ぅん。」


僕らは見慣れた道を歩き、お互いの家の前までくると挨拶をかわして、家の中に入った。


「ただいまぁ。」

皆出掛けているらしく、返事はかえってこなぃ。

僕は、少し寂しさを感じながら自分の部屋へと入った。
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