important reason 〜セカイにキミがイルカギリ〜

□5:再会
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僕は今まで、



この瞬間を




どれだけ長い……




長い……歳月…




夢に見たのだろうか?



長い年月…

待ち焦がれ



いざ会ったら、
体が動くよりも
感情のほうが溢れる…



それは……
どれだけ長い間、
孤独で待ち焦がれていたかを表していた。





5:再会






キラとラクスはアスランと別れ、
キラはラクスを部屋へと案内した。




「この部屋を自由に使って、わからないことがあればメイドが教えてくれるはずだから…」




「えぇ、ありがとう」




「……」



「私の顔に何かついてますか?」




キラはラクスの顔をジッと見つめていた。





「ご、ごっごめん


その、嬉しくて…
君に逢えて…話したいことがいっぱい…
いっぱい、あったはずなのに……あはは……


…言葉が…出ないや…」



キラは軽く苦笑し、瞳から涙が流れた。




胸がいっぱいで…


想いだけが溢れる…



「私もですわ…こうして、手を伸ばせば貴方がいる…それだけで私の胸がいっぱいになる…」


ラクスはキラの前に立ち手を伸ばし、キラの頬を触れた。








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