普通の小説ワールド2

□ラグナロク
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「どういう事だ!?」

俺は無線に向かって大声をあげる。

「お答え出来ません。
ただ、抵抗するなら、あなた方を攻撃します」

檜山は説明する。

 

「今、この普天間基地は、沖縄地区すべてのラグナロクで包囲してあります。
抵抗はやめてください」

沖縄地区すべて…

いつの間に…

800機を越える数だぞ…

 

(ソーマ、どうする?)

ケリーが聞いてくる。

どうするも何も…

800機もの自衛隊ラグナロクを相手にしたら…

五分ともたずにばらばらにされてしまう。

 

「おとなしく投降するしかないだろうな…」

俺がそう言うと…

(双馬ユキ殿。
御協力感謝します)

檜山が答えた…

 

俺達はラグナロクから降りる。

すると、前方から10機程のディフェンダーが、こちらに向かってきた。

いや…

後ろからも、左右からも、あらゆる方向から、様々なラグナロクがこちらに向かってくる。

 

「豪華だな…」

ケリーがつぶやく。

確かにそうかも…

ディフェンダーをはじめ、ナイトにサイクロン…

その他、双馬工業の製品がほとんど並んでいる…

 

そして、ライトパープルのディフェンダーから、一人の男が降りてくる。

その男は、俺達の前で足を止める。

 

「第四機動歩兵大隊少尉、
檜山カズノリです。
これからあなた方を、那覇駐屯地まで連行します」

そして、俺達は手錠をかけられ、二台のトラックで、那覇駐屯地まで連行されたのだった…
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