普通の小説ワールド2
□ラグナロク
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「なあ、双馬が中国に行ってからもう二週間になるんだぜ?
一体いつアメリカに渡るんだよ?」
うんざりしながら言うエイジ。
同じくうんざりしながら、カリンはテーブルで頬杖をついていた。
「仕方ないでしょ…
あの二人、プラズマブースターをうまく使いこなせないんだから…」
そう。
ケリーとリナさんの二人は、ロザリーに搭乗したまではよかったのだが…
試しにプラズマブースターがどんなモノかと、二人揃って使ってみた。
だがしかし、いざ使ってみたらまったくコントロール出来ず、仕方なしに、アリススプリングにとどまり、こうして練習をしているのであった…
ちなみに全員、ゴードンの病院で寝泊りしている…
「まあ…
へたくそなまま、戦闘に巻き込まれたりしたら大変だもんな…」
あきらめた様につぶやくエイジ。
「けど…
二週間か…」
カリンはぼーっとしながら空を見上げ…
「双馬…
大丈夫かな…」
そっとつぶやいた…